事故災害 放射線による代表的事故・被害

放射線による代表的事故・被害

年  月災 害 名 災 害 の 概 要
1945年8月広島・長崎への原爆投下第2次大戦の末期の8月、広島市に対して米軍が世界で初めて核兵器を実戦に用い原爆を投下した。これにより人口35万人のうち約14万人が死亡したといわれる。広島の原爆には、約50㎏のウラン235が使用された。
同月、長崎市に対して核兵器を実戦に用い第2回目の原爆を投下した。長崎市の人口24万人のうち約15万人が死亡、建物約36%が全焼又は全半壊した。
長崎の原爆には、プルトニウム239が使用され、広島原爆のTNT火薬換算15,000t相当の1.5倍の威力があった。
1945年8月ロスアラモス研究所事故 米国のロスアラモス研究所の研究者がプルトニウム球体の上にタングステン・カーバイトの煉瓦を落とし、その結果臨界状態になり、研究者は、放射線障害により死亡した。この事故の9ヶ月後、別の研究者が同様の事故により被曝し、死亡した。
1979年3月スリーマイル島原発事故米国の東北部ペンシルベニア州スリーマイル島原子力発電所で発生した国際原子力事象評価尺度5に該当する重大な原子力事故である。
1986年4月チェルノブイリ原発事故ソビエト連邦(現在ウクライナ)のチェルノブイリ原子力発電所の4号炉で発生した原子力事故である。当時4つの原子炉が稼働しており、そのうち4号炉が炉心溶融(メルトダウン)ののち爆発し、放射性降下物がウクライナ・白ロシア(ベラルーシ)・ロシアなどを汚染した史上最大の原子力事故とされた。事故当時、爆発した4号炉は操業休止中であり、外部電源喪失を想定した非常用発電系統の実験を行っていた。この実験中に制御不能に陥り、炉心が融解、爆発した。
爆発により、原子炉内の放射性物質が大気中に量にして推定10t前後、14エクサベクレルに及ぶ放射性物質 が放出された。これに関しては、広島に投下された原子爆弾による放出量の約400倍とする国際原子力機関による記録が残されている。
1987年9月ゴイアニア事故ブラジルのゴイアニア市で発生した原子力事故。
同市内にあった廃病院跡に放置されていた放射線源格納容器が盗難にあい、廃品業者などの人手を通しているうちに、合計250人が被曝し、そのうち20名が急性障害の症状が認められ4名が放射線障害で死亡した。
1999年9月東海原発事故東海村JCO臨界事故は、茨城県那珂郡東海村に所在する住友金属鉱山の子会社の核燃料加工施設、株式会社ジェー・シー・オー(以下「JCO」)が起こした原子力事故(臨界事故)である。日本国内で初めて、事故被曝による死亡者を出した。
2011年3月福島原発事故福島第一原子力発電所事故は、2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震を端緒として、東京電力の福島第一原子力発電所で発生した、水素爆発など一連の原子力事故である。単に福島第一原発事故などともいう。