放射能と放射線

放射能と放射線

放射線とは、電離・励起(電子が原子から離れたり、軌道を移動すること)を起こす粒子線・電磁波を言い、放射線には、α線、β線、γ線、X線、中性子線などがあります。
これに対し、放射能は、放射性物質が放射線を放出する能力のことを言います。

ちなみに、放射能の発見の経緯は、1895年11月ドイツのヴィルツブルグ大学教授で物理学研究所所長のレントゲン(1845~1923)が、陰極線の研究中に、放電管から透過性の強い何かが放射されていることを発見した。レントゲンは、これをX線と名付け、2ヶ月という短期間に実験・研究を進め、その年の暮れにはX線について最初の論文を発表しています。
X線発見の翌年の1896年、フランスの物理学者ベクレル(1852~1908)は、黒い紙で包んだウランから、黒い紙を通過し写真乾板を感光させる何かが放射されていることを発見し、パリの科学アカデミーに報告をしました。これがある種の物質が放射線を放出する能力を持つこと、すなわち放射能の発見です。
(鶴田隆雄著「放射線入門」より)

放射線・放射能の単位図